夏空ノスタルジック

中原まなみのオリジナル小説サイト「夏空ノスタルジック」のblogです。
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# 覆面作家企画5 Gブロック感想

おこんばんはのまなみんですー。
なっがながいくよー! Gブロック感想です。

た・だ・し。


注意!  若干指摘や辛口部分がございます。
ツイッターで感想を流しています。そちらは一部抜粋で、辛い部分はほとんど省いていますが、
それでも、作品の感想としては成り立っているか、とは思います。

辛いの嫌いなGブロックの作者様は、どうか、ツイッターで勘弁していただけたら……と。
きっとまとめで、ひろってくださっているとおもう、ので……。
すいませんすいません。おねがいします。


それでもいいよー、という作者様は、続きをどうぞです。

G01  黒と白の世界

 白と黒。鮮やかなコントラスト。交じり合う灰色。グレイであることの是非は人によって違うのでしょうが、この世界ではグレイは非。最後にもう一度鮮やかなコントラストで〆てくれます。
 途中で過去から現代に戻るのね。それが判らなくて数回読み返してしまいました。ダッシュとか、一行あけるとか、「それがあの頃の」とかそういう一文が入ったほうが判りやすいかなぁと思いますです。文頭一字下げがあったりなかったり。起承転結の流れがはっきりしているのですが、分量とはちょっとあってない、のかな? 若干展開のはやさに描写が追いついていないような気がしましたです。たぶん普段は長編を書かれる方かなー? などと思ったり。この同じ設定でもう少し膨らませてきっちりと描けば、素敵な長編になるんじゃないかしら。かしら。
 白と黒。冒頭の痛々しい一文が、最後には希望となって同じ色を語るところが、優しい筆致になりえるのかなぁ、と思います。


G02  モノクローム・ガーデン

 ジー、って名前のせいで開始数行、おじいちゃんで想像していたわたしをお許しください(笑)ていうか、しかもGブロックなのね。うん。どうでもいいね。わたしね。
 文体としてはG01と似ているかな、と思いました。極力装飾などを省いた簡素な文。こちらは分量としてはあっているのかな? ただ場面転換が多すぎて、この枚数だとちょっとめまぐるしさを覚えるかもしれません。
 世界観がとても独特です。ただ、色を失った世界、という冒頭から想像していたのが白だったせいで、あ、黒だったのかーと途中で脳内映像を修正する必要がありました。早いうちに黒、というのを示していてもよかったのかも?
 世界観の独特さは小道具や単語で彩られています。ただし、ちょっと説明不足かも? 面白そうな設定だけに、もっと知りたいな、という欲求が満たされなくて少々残念です。ただあるいはこれは作者さまの意図かもしれない。この少々不足した感覚が、この世界の「色のない」という「足りない」世界を表している気もしてきます。


G03  feel×color×disteny

 >そんな日にはどこまでも落ち込んでしまって、心の中で延々と一人反省会を開くことになる。何が悪かったのか、どこがいけなかったのか。いつまでも繰り返す。
 あるある。うんうん。わかるわかる。わたしも似たタイプかもしれません。わたしの場合ある一定を過ぎるとすべて放り投げますが(ダメ人間)。
 一人称を用いつつ、二人の視線から。という不思議な構成です。設定にすべて納得が行く理由が用意されている、というわけではありません。ただまぁ、非常に強引ながらも(笑)、だって恋とか運命とかってそういうもんだよね! という強いパワーに無理やり納得させられて読み終わります(笑) まぁ、そんなもんだよね! で全部おっけ。なにこれ強い。
 文章は読みやすいです。一人称にはなれていらっしゃる様子。そして読み終えたあとの、強引さにかかわらず残すなんかいいなぁうれしいなぁ、というこの余韻が愛しい作品です。


G04  色づく君の居場所

 >はたから見れば混乱する女騎士を放置しているS男のようだ。無論最悪のSだ。
 うはははははww うまいなぁうまいなぁw
 いやーおもしろかった! 好きです。もっと読みたいーー! これで十五枚かぁ。すごいなぁ。アヤノ嬢の若干ネット弁慶なあたりとかも可愛いですが、二人の距離感がもう。にやにやしっぱなしでした。文章も引用したあたりふくめ、ちら、ちら、と皮肉がきいていたりして上手いなぁと。
 ネットゲームはしたことがほとんどないので、最初はとっつきづらいかな、と思ったのですがそこは作者様の筆力で読まされてしまいました。うん。もっと読みたい。
 色づく君の居場所。「色づく君」が何だか頬を染めているアヤノ嬢を思い浮かべてしまいました。


G05  君に捧ぐ青き花

 一瞬ぱっと思い出したのがサムシングフォーでした。何かひとつ青いもの。いやぜんぜんカンケーないとおもうのですが。
 でもこう。あああ、そういう方向へいくのねえってカンジです。あああもぅう。じたばたしたい。
 三人称の綺麗な文章がしっかり情景を見せる分「ああもぅう」が強いです。切ないのね。切ないのねーっ。
「あなたの道は続くのに?」 優しくて、痛い言葉だったろうなぁと思います。読了後に残る瞳の青の印象が鮮やかな作品でした。


G06  奏でる音色

 色は音色。そして金色。なるほどー。そういう使い方もアリなのですね。
 冒頭からざぁと世界が広がります。まるで昔ながらのファンタジーRPGの世界。その中にある酒場。勇者はいらないんです。そこに住んでいるひとたちの世界。色鮮やかで賑々しく、それでいて痛みも穢れも確かに抱え込んだ街。
 確かな筆力で描かれる世界がきっちりと焦点を絞った物語に彩を添えていて、読んでいてとても安心できました。いいなー。上手だなぁー。うらやましいです。
 このふたりが確かに繋がりを持ち、この先をきっちりと歩んでいってくれるだろうと、なんだか愛しさを覚えます。


G07  HINAKO

 ……えー!? おわり!? おわり!? おわりなの!?
 なにがなんだかわからないままおわってしまってちょっとええええ。
 長編がこのあと続くのでしょうか。でしょうか。だぶるひなちゃんの間で揺れるなるちゃんとか描かれるのでしょうか。自分を求めていたのではないと気づいたときの雛ちゃんの狂気っぷりとか描かれるのでしょうか。勝手に脳内保管して最後はハッピーエンドで〆ていいですか。いいですか!?(笑)


G09  君ありて幸福

 ……ごめんなさい白状します。最初冒頭の三行がぱっと目にはいったとき。アンナのアだけが目にはいったらしくって。らしくって。

「もしも、世界から色が無くなったらどうする?」
「その時は注文する」
 アマゾンで!

 に見えた。amazonは色もお取り扱いしております。ねぇよ。ねぇよ。ごめんなさいごめんなさい。

 ……えーと。それはさておき。
 こちらも色を失った世界のお話です。しかしG02とはまったく異なった【色】を見せてくれます。
 いやぁ、上手い。短編として構成が非常に綺麗だなぁと思います。過不足なく描かれている世界、感情、展開。そして落とし所もなるほどここしかない、と思える場所です。もう思わずうるっときてしまいましたよ。いやー。いいなぁ。いいなぁ。大好きです。
 大好きです(大事なことなのでry)


G10  闇夜に輝く七色の光

 自分の価値。存在感。それらを悩むのは誰もが通る道かとは思います。
 その部分と向き合おうとしている作品で、作者様の真摯さが伝わってきます。
 ただ、主人公が年齢の割には幼いかなぁと考えます。なんとなく。もうちょっと大人でもいいかなぁと思うのですが、社会に出ている年齢に学生だとこんなものかな? 
 臨月だとつわりってもうほとんど収まってますよねぇ。人によるけど、つわりのピークはおなか目立ち始める直前くらいです。主人公はあまりそのあたり詳しくないのかな? 26だとそろそろ周りにもいそうなものですけどどうかなぁ。
 出産予定日まで一週間とか言われてたらもうばっちり入院セットは用意してますよねー。読む限り初産っぽいですし、初産のときって気持ち焦り気味になるから準備も色々早いですしね。そんな時期にすっころんだりなんてしたら、悠長に知り合いに電話しないでさっさと病院に電話すると思うのです……。パニクってたとしても、ダンナかなぁ。そして病院出産で助産師さん……。んーんーんー。すいませんすいません。妊娠に関してはいろいろ、難しいところかなぁ。という感想。このあたりは、たぶん、経験するか身近にいるか、あるいは調べ倒さないと判らない部分かもしれませんね。ということで、作者様は若い女性の方(まだ周りでそういう話題が出ない年齢)か、あるいは男性と推測。
 ラストに向かって主人公が立ち位置を認識し、それを携帯のイルミネーションで現すあたりが現代的でいいなぁと思います。小道具としての光は機械的なのに、あたたかさを演出します。ただ、冒頭の悩みから着地点がちょっとずれてるかな? 絵に関しても、彼女がきちんと着地点を見出せる日が来ることを祈ります。


G11  the day before you came

 ファンタジー世界の日常の一片を鮮やかに切り取った作品でした。いいなー。わたしはこういう、長編では主役をはれそうにない方々(笑)の日常の短編、というのがものすごく好みです。それがSFであれFTであれ現代であれ。世界は英雄が作ってるんじゃなくて、当たり前のその辺りにいる人たちがつくってるんだよ、って言ってくれているようで。
 そんな彼女の前に現れた『魔人』は鮮やかな炎の色の髪を残して消えていきます。そして日常が続いていく。
 異世界ファンタジーですが、その舞台の童話と受け取りたいですね。教訓めいた、でも決して嫌な感じのしない物語がすっきりと心地よいです。
 あとごはん美味しそうー。美味しそう。すごく素朴な料理なんですけど絶対美味しいよねあれね。あの「手をかけているわけじゃないけどこれで美味しいんだぜ」を描けるのは絶対普段料理している人だと思うのですが。どうかしらー。


G12  星降る夜と僕ら

 ざっつ・ふぁんたじー! おてんばお嬢様とおちこぼれ魔法使い。なにこのきらきらしたカンジ。なにこのふわふわしたカンジ。かわいらしいわぁ。あかねさんだな!(別ブロックです)
 時を経てかなえられる約束事ですね。いいねぇ。文章は簡素に見えますが、しっかりと詩的な部分も含んでいて、なるほど、読みやすい。>昇り始めた月は、まだ低い。 なんてあたりもちょっとにやっとします。そうなのよねぇ。昇り始めの月の低さって、何だか何かを語りかけているような気がしますよねえ。
 キャラクタの造詣も読み手を意識されているのがわかる、愛らしいふたりで、書きなれていらっしゃると同時に、発表されなれていらっしゃるのだろうなぁと思います。素敵な作品でした。

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